百人一首の二字決まり(42首)
二字決まりは、二音目まで聞くと一首に決まる札です。百人一首で最も数が多いグループです。
「う」「し」「た」「つ」「も」「ゆ」で始まる歌はすべて二字決まりなので、この音で始まる札は2音目だけを聞き分ければ取れます。
二字決まりの決まり字
「あ」で始まる二字決まり
「い」で始まる二字決まり
「う」で始まる二字決まり
「お」で始まる二字決まり
- 第5番猿丸大夫「おく」奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき奥山で散り敷いた紅葉を踏み分けて鳴く鹿の声を聞くときこそ、秋の悲しさが身にしみる。
- 第26番貞信公「をぐ」小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ小倉山の峰の紅葉よ、もし心があるのなら、もう一度の行幸まで散らずに待っていてくれ。
- 第72番祐子内親王家紀伊「おと」音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ評判の高い高師の浜のあだ波には心をかけまい。袖が濡れては困るように、浮気な人の噂で泣かされてはたまらない。
- 第82番道因法師「おも」思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり思い悩みながらも命はまだあるというのに、つらさに耐えきれずにこぼれるのは涙であったよ。
「か」で始まる二字決まり
「き」で始まる二字決まり
「こ」で始まる二字決まり
- 第10番蝉丸「これ」これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関これがあの、行く人も帰る人も、知る人も知らぬ人も、別れてはまた出会うという逢坂の関なのだ。
- 第24番菅家「この」このたびは 幣もとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに今度の旅は急のことで幣も用意できません。この手向山の紅葉の錦を、神の御心のままにお受け取りください。
- 第41番壬生忠見「こひ」恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか恋をしているという私の噂がもう立ってしまった。誰にも知られぬよう、ひそかに思いはじめたばかりなのに。
- 第97番権中納言定家「こぬ」来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ来ない人を待つ、その松帆の浦の夕なぎに焼く藻塩のように、私の身も恋い焦がれている。
「し」で始まる二字決まり
「た」で始まる二字決まり
- 第4番山部赤人「たご」田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ田子の浦に出て見渡すと、真っ白な富士の高嶺に今も雪が降り続いている。
- 第16番中納言行平「たち」立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来むお別れして因幡の山の峰に生える松ではないが、待っていると聞いたなら、すぐにでも帰って来よう。
- 第34番藤原興風「たれ」誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくにいったい誰を親しい友とすればよいのか。高砂の松も長寿とはいえ、昔からの友ではないのだ。
- 第55番大納言公任「たき」滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ滝の音は聞こえなくなって久しいけれど、その名声は今も流れ伝わって世に聞こえている。
- 第73番前権中納言匡房「たか」高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ高砂の山の峰の桜が咲いた。里山の霞よ、どうか立たずにいておくれ。
- 第89番式子内親王「たま」玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする我が命よ、絶えるなら絶えてしまえ。生きながらえると、秘めた思いを隠しとおす力が弱ってしまうから。
「ち」で始まる二字決まり
「つ」で始まる二字決まり
「な」で始まる二字決まり
「ひ」で始まる二字決まり
「み」で始まる二字決まり
「も」で始まる二字決まり
「や」で始まる二字決まり
「ゆ」で始まる二字決まり
「よ」で始まる二字決まり
「わ」で始まる二字決まり
二字決まりを稽古する
二字決まりの42首だけを続けて出題する「決まり字で稽古」で、上の句から下の句を選ぶ練習ができます。
二字決まりで稽古する