百人一首 第17番 在原業平朝臣
ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは

読み札
からくれなゐに
みづくくるとは
取り札
歌の意味(現代語訳)
不思議なことの多かった神代にも聞いたことがない。竜田川が紅葉で水を真っ赤にくくり染めにするとは。
鑑賞のポイント
屏風に描かれた竜田川の紅葉を題に詠んだ屏風歌です。「からくれなゐ」は鮮やかな紅色、「くくる」は絞り染めにすること。「神代も聞かず」と倒置して驚きを強めています。在原業平は六歌仙のひとりです。
決まり字と友札
決まり字は「ちは」の二字決まりです。「ち」までが同じ音で始まる歌がほかに2首あり(友札)、「ちは」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第42番 契りきな かたみに袖を しぼりつつ決まり字「ちぎりき」
- 第75番 契りおきし させもが露を 命にて決まり字「ちぎりお」
詠み人について
在原 業平(ありわら の なりひら)は、平安時代初期から前期にかけての貴族・歌人。贈一品・阿保親王の五男。官位は従四位上・蔵人頭・右近衛権中将。 六歌仙・三十六歌仙の一人。別称の在五中将は在原氏の五男であったことによる。
出典: ウィキペディア 「在原業平」(CC BY-SA 4.0)より抜粋
百人一首のゆかりの歌人
- 第16番 中納言行平中納言行平と在原業平朝臣は兄と弟