百人一首の決まり字一覧
決まり字(きまりじ)とは、上の句を読み始めてから、その歌だと一首に決まるまでの文字のことです。たとえば「む」で始まる歌は「村雨の」の一首しかないため、「む」と聞こえた瞬間に下の句の札を取ることができます。
競技かるたでは、決まり字を覚えているかどうかが札を取る速さに直結します。百人一首の全100首は、決まり字の字数によって一字決まりから六字決まりまでの6種類に分かれます。
字数別の首数
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一字決まり「むすめふさほせ」
最初に覚えたいのが、一音で決まる7首です。頭の音を並べた「むすめふさほせ」という覚え方が広く知られています。
- 「む」村雨の 露もまだひぬ 真木の葉に(第87番 寂蓮法師)
- 「す」住の江の 岸に寄る波 よるさへや(第18番 藤原敏行朝臣)
- 「め」めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に(第57番 紫式部)
- 「ふ」吹くからに 秋の草木の しをるれば(第22番 文屋康秀)
- 「さ」さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば(第70番 良暹法師)
- 「ほ」ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば(第81番 後徳大寺左大臣)
- 「せ」瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の(第77番 崇徳院)
友札と決まり字の関係
決まり字が二字以上の歌には、決まり字の直前まで同じ音で始まる歌が必ずあります。こうした札どうしを友札と呼びます。たとえば「あさぼらけ」で始まる歌は2首あり、6字目の「あ(有明の)」「う(宇治の)」まで聞かないとどちらか決まりません。
決まり字は、音で判定します。「を」は「お」と同じ音として扱い、歌の頭の「あふ(逢ふ)」「おほ(大江山など)」はどちらも「おー」と読むため同じ音の仲間になります。
なお、競技かるたでは読まれた札が場から減っていくため、試合中に友札がなくなると決まり字が短くなります(決まり字の変化)。この一覧は、100首すべてが残っている状態での決まり字です。