百人一首 第57番 紫式部
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな

読み札
くもがくれにし
よはのつきかな
取り札
歌の意味(現代語訳)
めぐり逢って、それと見分ける間もなく帰ってしまった。雲に隠れた夜半の月のようなあなたよ。
鑑賞のポイント
久しぶりに幼なじみに会えたのに、ろくに話もできないうちに帰ってしまった友を、すぐ雲に隠れてしまう夜半の月にたとえた歌です。紫式部は「源氏物語」の作者です。
決まり字と友札
決まり字は「め」の一字決まりです。「め」の音で始まる歌は百人一首にこの一首しかないため、最初の一音が読まれた瞬間に取ることができます。
詠み人について
紫式部(むらさき しきぶ)は、平安時代中期の女房、作家、歌人。『源氏物語』の作者とされ、『紫式部日記』を残しており、歌人として『紫式部集』を残した。『後拾遺和歌集』などに入集し、『中古三十六歌仙』『女房三十六歌仙』『百人一首』に選ばれている。後に一条天皇の中宮彰子に出仕する。
出典: ウィキペディア 「紫式部」(CC BY-SA 4.0)より抜粋
百人一首のゆかりの歌人
- 第27番 中納言兼輔中納言兼輔と紫式部は曽祖父とひ孫
- 第58番 大弐三位紫式部と大弐三位は母と娘