百人一首 第27番 中納言兼輔
みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ

読み札
いつみきとてか
こひしかるらむ
取り札
歌の意味(現代語訳)
みかの原を分けて湧き流れるいづみ川ではないが、いつ見たというので、こんなにも恋しいのだろう。
鑑賞のポイント
上の三句「みかの原わきて流るるいづみ川」が、同じ音の「いつ見」を導く序詞です。いつ逢ったというわけでもないのにこんなに恋しいのはなぜか、と噂だけで始まった恋を詠んだとも読めます。藤原兼輔は紫式部の曽祖父です。
決まり字と友札
決まり字は「みかの」の三字決まりです。「みか」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「みかの」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第49番 みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え決まり字「みかき」
詠み人について
藤原 兼輔(ふじわら の かねすけ、元慶元年(877年) - 承平3年2月18日(933年3月16日))は、平安時代中期の公家・歌人。藤原北家、右中将・藤原利基の六男。賀茂川堤に邸宅があったことから堤中納言と号した。小倉百人一首では中納言兼輔。三十六歌仙の一人。
出典: ウィキペディア 「藤原兼輔」(CC BY-SA 4.0)より抜粋
百人一首のゆかりの歌人
- 第57番 紫式部中納言兼輔と紫式部は曽祖父とひ孫