百人一首 第56番 和泉式部
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな

読み札
いまひとたびの
あふこともがな
取り札
歌の意味(現代語訳)
まもなく死んでゆく私が、あの世への思い出に、せめてもう一度あなたに逢いたい。
鑑賞のポイント
病が重くなったときに恋人に贈った歌です。まもなくこの世を去る私の、あの世への思い出に、もう一度だけあなたに逢いたいと願います。和泉式部は小式部内侍の母です。
決まり字と友札
決まり字は「あらざ」の三字決まりです。「あら」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「あらざ」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第69番 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は決まり字「あらし」
詠み人について
和泉式部(いずみ しきぶ、貞元元年(976年)あるいは天元元年(978年)頃 - 没年不詳)は、平安時代中期の歌人である。越前守・大江雅致の娘。百人一首の歌人であり、中古三十六歌仙そして女房三十六歌仙の一人でもある。
出典: ウィキペディア 「和泉式部」(CC BY-SA 4.0)より抜粋
百人一首のゆかりの歌人
- 第60番 小式部内侍和泉式部と小式部内侍は母と娘