百人一首 第87番 寂蓮法師
村雨の 露もまだひぬ 真木の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ

読み札
きりたちのぼる
あきのゆふぐれ
取り札
歌の意味(現代語訳)
にわか雨の露もまだ乾かない真木の葉のあたりに霧が立ちのぼる、秋の夕暮れよ。
鑑賞のポイント
にわか雨(村雨)の露もまだ乾かない杉や檜(真木)の葉のあたりに、白い霧が立ちのぼる秋の夕暮れ。色を抑えた、静かで奥深い情景を描いています。
決まり字と友札
決まり字は「む」の一字決まりです。「む」の音で始まる歌は百人一首にこの一首しかないため、最初の一音が読まれた瞬間に取ることができます。
詠み人について
寂蓮(じゃくれん、1139年(保延5年)? - 1202年8月9日(建仁2年7月20日))は、平安時代末から鎌倉時代初期にかけての歌人、僧侶である。俗名は藤原定長。
出典: ウィキペディア 「寂蓮」(CC BY-SA 4.0)より抜粋