百人一首 第86番 西行法師

嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな

第86番 嘆けとて月やは物を思はする かこち顔なるわが涙かな(西行法師)の読み札

読み札

かこちがほなる
わがなみだかな

取り札

読み三字決まり

なげけとてつきやはものをおもはするかこちがほなるわがなみだかな

札の絵の出典: ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)

「嘆け」と月が思わせるのだろうか。そうではないのに、月のせいにしてこぼれる私の涙よ。

「月の前の恋」を題に詠んだ歌です。嘆けと月が物思いをさせるのだろうか、いやそうではないのに、月のせいにするかのようにこぼれる涙だ、と詠みます。西行法師は出家して各地を旅した歌人です。

決まり字は「なげけ」の三字決まりです。「なげ」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「なげけ」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。

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作者
西行法師(さいぎょうほうし)
決まり字
なげけ
出典
千載和歌集(恋)
テーマ
恋の歌

西行(さいぎょう、元永元年〈1118年〉- 建久元年2月16日〈1190年3月30日〉)は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての日本の武士、僧侶、歌人。西行法師とまた、歌聖とも呼ばれ、俗名は佐藤 義清(さとう のりきよ)。憲清、則清、範清とも記される。西行は号であり僧名は円位。

出典: ウィキペディア 「西行」(CC BY-SA 4.0)より抜粋