百人一首 第88番 皇嘉門院別当
難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき

読み札
みをつくしてや
こひわたるべき
取り札
歌の意味(現代語訳)
難波江の蘆の刈り根の一節のような、たった一夜の契りのために、身を尽くして恋い続けよというのか。
鑑賞のポイント
「旅の宿で逢う恋」を題に詠んだ歌です。「かりね」に「刈り根」と「仮寝」、「ひとよ」に「一節」と「一夜」、「みをつくし」に「澪標」と「身を尽くし」が掛けられ、難波江の蘆にちなむ言葉が重ねられています。
決まり字と友札
決まり字は「なにはえ」の四字決まりです。「なには」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「なにはえ」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第19番 難波潟 短き蘆の ふしの間も決まり字「なにはが」
詠み人について
皇嘉門院別当(こうかもんいんのべっとう:生没年不詳)は、平安時代末期の女流歌人。父は源俊隆。大蔵卿源師隆の孫にあたる。 崇徳天皇の中宮皇嘉門院藤原聖子(摂政藤原忠通の娘)に仕えた。
出典: ウィキペディア 「皇嘉門院別当」(CC BY-SA 4.0)より抜粋