百人一首 第81番 後徳大寺左大臣
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる

読み札
ただありあけの
つきぞのこれる
取り札
歌の意味(現代語訳)
ほととぎすの鳴いた方を眺めやると、そこにはただ有明の月が残っているだけだった。
鑑賞のポイント
ほととぎすが鳴いた方を眺めると、その姿はなく、ただ有明の月だけが空に残っていた、と詠んだ歌です。ほととぎすは夏の訪れを告げる鳥として、その初音が待ち望まれました。
決まり字と友札
決まり字は「ほ」の一字決まりです。「ほ」の音で始まる歌は百人一首にこの一首しかないため、最初の一音が読まれた瞬間に取ることができます。
詠み人について
徳大寺 実定(とくだいじ さねさだ、保延5年〈1139年〉- 建久2年〈1192年〉)は、平安時代後期から鎌倉時代初期にかけての公卿・歌人。右大臣・徳大寺公能の長男。官位は正二位・左大臣。徳大寺家3代。百人一首では後徳大寺左大臣(ごとくだいじのさだいじん)として知られる。
出典: ウィキペディア 「徳大寺実定」(CC BY-SA 4.0)より抜粋