百人一首 第82番 道因法師

思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり

第82番 思ひわびさても命はあるものを 憂きに堪へぬは涙なりけり(道因法師)の読み札

読み札

うきにたへぬは
なみだなりけり

取り札

読み二字決まり

おもひわびさてもいのちはあるものをうきにたへぬはなみだなりけり

札の絵の出典: ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)

思い悩みながらも命はまだあるというのに、つらさに耐えきれずにこぼれるのは涙であったよ。

つれない人を思い嘆いても命はまだ続いているのに、つらさに耐えきれずにこぼれてしまうのは涙だった、と詠んだ歌です。道因法師は高齢になっても熱心に歌の道に励んだと伝わります。

決まり字は「おも」の二字決まりです。「お」までが同じ音で始まる歌がほかに6首あり(友札)、「おも」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。

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作者
道因法師(どういんほうし)
決まり字
おも
出典
千載和歌集(恋)
テーマ
恋の歌

藤原 敦頼(ふじわら の あつより)は、平安時代後期の貴族・歌人・僧。藤原北家勧修寺流、正三位・藤原惟憲の曾孫。治部丞・藤原清孝の子。官位は従五位上・右馬助。法名は道因(どういん)。

出典: ウィキペディア 「藤原敦頼」(CC BY-SA 4.0)より抜粋