百人一首 第59番 赤染衛門
やすらはで 寝なましものを さ夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな

読み札
かたぶくまでの
つきをみしかな
取り札
歌の意味(現代語訳)
ためらわずに寝てしまえばよかった。待ちくたびれて、夜更けに西へ傾くまでの月を見てしまった。
鑑賞のポイント
姉妹のもとに来るはずの男性が来なかったので、姉妹に代わって詠んだ歌です。来ないとわかっていたらさっさと寝てしまったのに、夜が更けて月が傾くまで待ってしまった、と恨みます。
決まり字と友札
決まり字は「やす」の二字決まりです。「や」までが同じ音で始まる歌がほかに3首あり(友札)、「やす」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第28番 山里は 冬ぞさびしさ まさりける決まり字「やまざ」
- 第32番 山川に 風のかけたる しがらみは決まり字「やまが」
- 第47番 八重むぐら しげれる宿の さびしきに決まり字「やへ」
詠み人について
赤染衛門(あかぞめえもん、天暦10年(956年)ごろ? - 長久2年(1041年)以後)は、平安時代中期の女流歌人。大隅守・赤染時用の娘。中古三十六歌仙・女房三十六歌仙の一人。
出典: ウィキペディア 「赤染衛門」(CC BY-SA 4.0)より抜粋