百人一首 第65番 相模

恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ

第65番 恨みわびほさぬ袖だにあるものを 恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ(相模)の読み札

読み札

こひにくちなむ
なこそをしけれ

取り札

読み二字決まり

うらみわびほさぬそでだにあるものをこひにくちなむなこそをしけれ

札の絵の出典: ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)

恨む気力も失せ、涙で乾く間もない袖さえ惜しいのに、それ以上に恋のせいで朽ちてゆく評判が惜しい。

つれない人を恨んで涙で乾く暇もない袖さえ朽ちそうなのに、恋の噂で自分の名が朽ちてしまうのはもっと惜しい、と詠んだ歌です。

決まり字は「うら」の二字決まりです。「う」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「うら」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。

二字決まりの歌をすべて見る

作者
相模(さがみ)
決まり字
うら
出典
後拾遺和歌集(恋)
テーマ
恋の歌

相模(さがみ、生没年不詳:998年(長徳4年)頃 - 1061年(康平4年)以降か)は、平安時代後期の歌人である。中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。実父は不詳で、摂津源氏但馬守頼光の養女。母は能登守慶滋保章の娘。

出典: ウィキペディア 「相模 (歌人)」(CC BY-SA 4.0)より抜粋