百人一首 第74番 源俊頼朝臣
憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを

読み札
はげしかれとは
いのらぬものを
取り札
歌の意味(現代語訳)
つれない人が私になびくようにと祈ったのに、初瀬の山おろしよ、これほど激しく吹けとまでは祈らなかったのに。
鑑賞のポイント
「祈っても逢えない恋」を題に詠んだ歌です。つれない人がなびくよう初瀬の観音に祈ったのに、初瀬の山おろしよ、ますます激しく(つれなく)なれとは祈らなかったのに、と嘆きます。源俊頼は源経信の子です。
決まり字と友札
決まり字は「うか」の二字決まりです。「う」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「うか」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第65番 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを決まり字「うら」
詠み人について
源 俊頼(みなもと の としより/しゅんらい)は、平安時代後期の貴族・歌人。宇多源氏、大納言・源経信の三男。官位は従四位上・木工頭。小倉百人一首では源俊頼朝臣。
出典: ウィキペディア 「源俊頼」(CC BY-SA 4.0)より抜粋
百人一首のゆかりの歌人
- 第71番 大納言経信大納言経信と源俊頼朝臣は父と子
- 第85番 俊恵法師源俊頼朝臣と俊恵法師は父と子