百人一首 第71番 大納言経信
夕されば 門田の稲葉 おとづれて 蘆のまろやに 秋風ぞ吹く

読み札
あしのまろやに
あきかぜぞふく
取り札
歌の意味(現代語訳)
夕方になると門前の田の稲葉が音を立てて鳴り、蘆ぶきの粗末な庵に秋風が吹きわたる。
鑑賞のポイント
夕方になると、家の前の田の稲葉を秋風がそよがせ、蘆でふいた粗末な小屋にも吹き寄せてくる。田園の秋を音でとらえた叙景歌です。源経信は源俊頼の父です。
決まり字と友札
決まり字は「ゆふ」の二字決まりです。「ゆ」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「ゆふ」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第46番 由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え決まり字「ゆら」
詠み人について
源 経信(みなもと の つねのぶ)は、平安時代中期から後期にかけての公卿、歌人。宇多源氏、権中納言・源道方の六男。官位は正二位・大納言。桂大納言と号す。小倉百人一首では大納言経信。
出典: ウィキペディア 「源経信」(CC BY-SA 4.0)より抜粋
百人一首のゆかりの歌人
- 第74番 源俊頼朝臣大納言経信と源俊頼朝臣は父と子