百人一首 第40番 平兼盛
忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで

読み札
ものやおもふと
ひとのとふまで
取り札
歌の意味(現代語訳)
隠していたのに顔色に出てしまった私の恋。「物思いでもしているのか」と人が尋ねるほどに。
鑑賞のポイント
天徳四年(960年)の内裏歌合で、「忍ぶ恋」を題に壬生忠見の「恋すてふ」と競った歌です。判定に迷ったとき、村上天皇がこの歌を口ずさんだことで勝ちになったと伝わります。
決まり字と友札
決まり字は「しの」の二字決まりです。「し」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「しの」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第37番 白露に 風の吹きしく 秋の野は決まり字「しら」
詠み人について
平 兼盛(たいら の かねもり)は、平安時代中期の貴族・歌人。臣籍降下前は兼盛王と称す。光孝平氏、筑前守・平篤望または大宰大弐・平篤行の三男。官位は従五位上・駿河守。三十六歌仙の一人。
出典: ウィキペディア 「平兼盛」(CC BY-SA 4.0)より抜粋