百人一首 第37番 文屋朝康
白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

読み札
つらぬきとめぬ
たまぞちりける
取り札
歌の意味(現代語訳)
白露に風が吹きつける秋の野は、糸に通していない真珠が散りこぼれるようだ。
鑑賞のポイント
草葉に置いた白露を、糸で貫きとめていない真珠(玉)に見立て、秋風に吹かれて散る様子を詠みました。文屋朝康は文屋康秀の子です。
決まり字と友札
決まり字は「しら」の二字決まりです。「し」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「しら」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第40番 忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は決まり字「しの」
詠み人について
文屋 朝康(ふんや の あさやす)は、平安時代前期の官人・歌人。縫殿助・文屋康秀の子。官位は従六位下・大膳少進。
出典: ウィキペディア 「文屋朝康」(CC BY-SA 4.0)より抜粋
百人一首のゆかりの歌人
- 第22番 文屋康秀文屋康秀と文屋朝康は父と子