百人一首 第39番 参議等
浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき

読み札
あまりてなどか
ひとのこひしき
取り札
歌の意味(現代語訳)
浅茅の生えた小野の篠原ではないが、じっと忍んできた。それでもどうしてこんなにあの人が恋しいのか。
鑑賞のポイント
「浅茅生の小野の篠原」が、「しの」の音から「忍ぶ」を導く序詞です。こらえてもこらえきれず、あふれ出してしまう恋心を詠んでいます。古今和歌集の歌を本歌としています。
決まり字と友札
決まり字は「あさぢ」の三字決まりです。「あさ」までが同じ音で始まる歌がほかに2首あり(友札)、「あさぢ」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第31番 朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに決まり字「あさぼらけあ」
- 第64番 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに決まり字「あさぼらけう」
詠み人について
源 等(みなもと の ひとし)は、平安時代前期から中期にかけての公卿。嵯峨源氏、中納言・源希の次男。官位は正四位下・参議。小倉百人一首では参議等。
出典: ウィキペディア 「源等」(CC BY-SA 4.0)より抜粋