百人一首 第62番 清少納言
夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ

読み札
よにあふさかの
せきはゆるさじ
取り札
歌の意味(現代語訳)
夜が明けぬうちに鶏の鳴きまねで欺こうとしても、あの逢坂の関は決して通しはしません。
鑑賞のポイント
藤原行成との手紙のやりとりで詠んだ歌です。中国の函谷関で鶏の鳴きまねをして門を開けさせた故事をふまえ、逢坂の関は決して開かない(あなたには逢わない)と機知で切り返しました。清少納言は「枕草子」の作者です。
決まり字と友札
決まり字は「よを」の二字決まりです。「よ」までが同じ音で始まる歌がほかに3首あり(友札)、「よを」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第83番 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る決まり字「よのなかよ」
- 第85番 夜もすがら 物思ふころは 明けやらで決まり字「よも」
- 第93番 世の中は 常にもがもな 渚こぐ決まり字「よのなかは」
詠み人について
清 少納言(せい しょうなごん、旧字体: 淸 少納󠄁言、康保3年頃〈966年頃〉 - 万寿2年頃〈1025年頃〉)は、平安時代中期の女房、作家、歌人。随筆『枕草子』は平安文学の代表作の一つ。歌人としては中古三十六歌仙、そして女房三十六歌仙の一人でもある。
出典: ウィキペディア 「清少納言」(CC BY-SA 4.0)より抜粋
百人一首のゆかりの歌人
- 第42番 清原元輔清原元輔と清少納言は父と娘