百人一首 第23番 大江千里

月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど

第23番 月見ればちぢに物こそ悲しけれ わが身ひとつの秋にはあらねど(大江千里)の読み札

読み札

わがみひとつの
あきにはあらねど

取り札

読み二字決まり

つきみればちぢにものこそかなしけれわがみひとつのあきにはあらねど

札の絵の出典: ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)

月を見ると、あれこれと限りなく物悲しい。秋は私ひとりに来たわけではないけれど。

「ちぢ(千々)」と「ひとつ」を対にして、秋の月を見て湧き上がる悲しみを詠んでいます。唐の詩人・白居易の漢詩をふまえたとされ、漢詩文にくわしかった大江千里らしい一首です。

決まり字は「つき」の二字決まりです。「つ」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「つき」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。

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作者
大江千里(おおえのちさと)
決まり字
つき
出典
古今和歌集(秋)
テーマ
秋の歌

大江 千里(おおえ の ちさと)は、平安時代前期の貴族・歌人。参議・大江音人の子。一説では従四位下・大江玉淵の子。官位は正五位下・式部権大輔。中古三十六歌仙の一人。

出典: ウィキペディア 「大江千里 (歌人)」(CC BY-SA 4.0)より抜粋