百人一首 第13番 陽成院
筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる

読み札
こひぞつもりて
ふちとなりぬる
取り札
歌の意味(現代語訳)
筑波山の峰から落ちるみなの川が積もって淵となるように、私の恋も積もり積もって深い淵となった。
鑑賞のポイント
筑波山の峰から落ちるわずかな水が積もって深い淵となるように、恋心も積もり積もったというたとえの歌で、上の三句が序詞です。陽成院が、のちに妃となる綏子内親王に贈った歌とされます。
決まり字と友札
決まり字は「つく」の二字決まりです。「つ」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「つく」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第23番 月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ決まり字「つき」
詠み人について
陽成天皇(ようぜいてんのう、(869年1月2日〈貞観10年12月16日〉- 949年10月23日〈天暦3年9月29日〉)は、日本の第57代天皇(在位:876年12月18日〈貞観18年11月29日〉- 884年3月4日〈元慶8年2月4日〉)。諱は貞明(さだあきら)。
出典: ウィキペディア 「陽成天皇」(CC BY-SA 4.0)より抜粋
百人一首のゆかりの歌人
- 第20番 元良親王陽成院と元良親王は父と子