百人一首 第97番 権中納言定家

来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ

第97番 来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ(権中納言定家)の読み札

読み札

やくやもしほの
みもこがれつつ

取り札

読み二字決まり

こぬひとをまつほのうらのゆふなぎにやくやもしほのみもこがれつつ

札の絵の出典: ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)

来ない人を待つ、その松帆の浦の夕なぎに焼く藻塩のように、私の身も恋い焦がれている。

百人一首を選んだ藤原定家自身の歌です。「まつほの浦」の「まつ」に「待つ」が掛けられ、来ない人を待つ身が、夕なぎに焼く藻塩のように恋い焦がれていると詠みます。

決まり字は「こぬ」の二字決まりです。「こ」までが同じ音で始まる歌がほかに5首あり(友札)、「こぬ」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。

二字決まりの歌をすべて見る

作者
権中納言定家(ごんちゅうなごんていか)
決まり字
こぬ
出典
新勅撰和歌集(恋)
テーマ
恋の歌

藤原 定家(ふじわら の さだいえ)は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての公家・歌人。藤原北家御子左流、正三位・藤原俊成の二男。最終官位は正二位・権中納言。京極殿または京極中納言と呼ばれた。『小倉百人一首』の撰者で権中納言定家を称する。

出典: ウィキペディア 「藤原定家」(CC BY-SA 4.0)より抜粋

百人一首のゆかりの歌人