百人一首 第96番 入道前太政大臣
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり

読み札
ふりゆくものは
わがみなりけり
取り札
歌の意味(現代語訳)
花を誘って散らす嵐の庭は雪のようだが、本当に古りゆくのは花ではなく、この私自身であったよ。
鑑賞のポイント
嵐が誘って庭に散らす桜の花は雪のようだが、本当に「ふりゆく」のは花ではなく、年老いていく自分自身だった、と詠んだ歌です。「ふり」に「降り」と「古り」が掛けられています。
決まり字と友札
決まり字は「はなさ」の三字決まりです。「はな」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「はなさ」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第9番 花の色は 移りにけりな いたづらに決まり字「はなの」
詠み人について
西園寺 公経(さいおんじ きんつね、旧字体: 西園寺 公󠄁經)は、平安時代末期から鎌倉時代前期にかけての公卿・歌人。内大臣・藤原実宗の子。官位は従一位・太政大臣。西園寺家4代だが、同家の実質的な家祖とされる。
出典: ウィキペディア 「西園寺公経」(CC BY-SA 4.0)より抜粋