百人一首 第9番 小野小町
花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

読み札
わがみよにふる
ながめせしまに
取り札
歌の意味(現代語訳)
桜の色はむなしく色あせてしまった。長雨を眺めて物思いにふけるうちに、私の容色も衰えてしまった。
鑑賞のポイント
「ふる」に「経る」と「降る」、「ながめ」に「長雨」と「眺め(物思い)」が掛けられています。長雨で色あせた桜に、物思いにふけるうちに衰えた自分の容色を重ねた歌です。小野小町は六歌仙のひとりです。
決まり字と友札
決まり字は「はなの」の三字決まりです。「はな」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「はなの」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第96番 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで決まり字「はなさ」
詠み人について
小野 小町(おの の こまち、生没年不詳)は、平安時代前期9世紀頃の女流歌人。六歌仙、三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。
出典: ウィキペディア 「小野小町」(CC BY-SA 4.0)より抜粋