百人一首 第68番 三条院
心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな

読み札
こひしかるべき
よはのつきかな
取り札
歌の意味(現代語訳)
心ならずもこのつらい世に生きながらえたなら、きっと恋しく思い出すのだろう、この夜半の月を。
鑑賞のポイント
目の病や藤原道長との対立から、退位を決意した頃の歌です。心ならずもこのつらい世に生きながらえたなら、今夜の月がきっと恋しく思い出されるだろう、と詠みます。
決まり字と友札
決まり字は「こころに」の四字決まりです。「こころ」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「こころに」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第29番 心あてに 折らばや折らむ 初霜の決まり字「こころあ」
詠み人について
三条天皇(さんじょうてんのう、旧字体: 三條天皇、976年2月5日〈天延4年1月3日〉- 1017年6月5日〈寛仁元年5月9日〉)は、日本の第67代天皇(在位:1011年7月16日〈寛弘8年6月13日〉- 1016年3月10日〈長和5年1月29日〉)。諱は居貞(おきさだ / いやさだ)。
出典: ウィキペディア 「三条天皇」(CC BY-SA 4.0)より抜粋