百人一首 第84番 藤原清輔朝臣
ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき

読み札
うしとみしよぞ
いまはこひしき
取り札
歌の意味(現代語訳)
生きながらえたなら、今のつらささえ懐かしく思い出すのだろうか。つらいと思った昔が今は恋しいように。
鑑賞のポイント
生きながらえたら、つらい今のことも懐かしく思い出されるのだろうか。つらいと思っていた昔が、今では恋しいのだから、と詠んだ歌です。
決まり字と友札
決まり字は「ながら」の三字決まりです。「なが」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「ながら」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第80番 長からむ 心も知らず 黒髪の決まり字「ながか」
詠み人について
藤原 清輔(ふじわら の きよすけ)は、平安時代末期の公家・歌人。藤原北家末茂流、左京大夫・藤原顕輔の次男。官位は正四位下・太皇太后宮大進。初名は隆長。六条を号す。六条藤家3代。小倉百人一首では藤原清輔朝臣。
出典: ウィキペディア 「藤原清輔」(CC BY-SA 4.0)より抜粋