百人一首 第79番 左京大夫顕輔
秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ

読み札
もれいづるつきの
かげのさやけさ
取り札
歌の意味(現代語訳)
秋風にたなびく雲の切れ間から漏れ出る月の光の、なんと清らかで澄んでいることよ。
鑑賞のポイント
秋風にたなびく雲の切れ間から、もれ出てくる月の光の澄みきった明るさを詠んだ歌です。崇徳院に奉った「久安百首」の一首です。
決まり字と友札
決まり字は「あきか」の三字決まりです。「あき」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「あきか」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第1番 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ決まり字「あきの」
詠み人について
藤原 顕輔(ふじわら の あきすけ、寛治4年〈1090年〉 - 久寿2年5月7日〈1155年6月8日〉)は、平安時代後期の公家・歌人。藤原北家末茂流六条藤家、修理大夫・藤原顕季の三男。官位は正三位・左京大夫。六条と号す。小倉百人一首では左京大夫顕輔。六条藤家2代。
出典: ウィキペディア 「藤原顕輔」(CC BY-SA 4.0)より抜粋