百人一首 第78番 源兼昌
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守

読み札
いくよねざめぬ
すまのせきもり
取り札
歌の意味(現代語訳)
淡路島から通ってくる千鳥の悲しげな声に、幾夜目を覚ましたことだろうか、須磨の関守は。
鑑賞のポイント
淡路島から渡ってくる千鳥の鳴き声に、須磨の関守は幾晩目を覚ましたことだろう、と冬の寂しい情景を想像して詠んだ歌です。須磨は「源氏物語」で光源氏が暮らした地でもあります。
決まり字と友札
決まり字は「あはぢ」の三字決まりです。「あは」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「あはぢ」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。
- 第45番 あはれとも いふべき人は 思ほえで決まり字「あはれ」
詠み人について
源 兼昌(みなもと の かねまさ)は、平安時代後期の貴族・歌人。宇多源氏、美濃介・源俊輔の子。官位は従五位下・皇后宮少進。
出典: ウィキペディア 「源兼昌」(CC BY-SA 4.0)より抜粋