百人一首 第15番 光孝天皇
君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ

読み札
わがころもでに
ゆきはふりつつ
取り札
歌の意味(現代語訳)
あなたに差し上げるために春の野に出て若菜を摘む、その私の袖に雪がしきりに降りかかる。
鑑賞のポイント
新春に若菜を摘んで食べると邪気を払えるとされていました。光孝天皇が即位する前、人に若菜を贈るときに添えた歌です。緑の若菜と白い雪の色の対比が鮮やかです。
決まり字と友札
決まり字は「きみがためは」の六字決まりです。「きみがため」までが同じ音で始まる歌がほかに1首あり(友札)、「きみがためは」まで聞いて初めてこの歌だと決まります。六字目まで聞き分けなければならない「大山札」のひとつです。
- 第50番 君がため 惜しからざりし 命さへ決まり字「きみがためを」
詠み人について
光孝天皇(こうこうてんのう、830年〈天長7年〉- 887年9月17日〈仁和3年8月26日〉)は、日本の第58代天皇(在位:884年3月4日〈元慶8年2月4日〉- 887年9月17日〈仁和3年8月26日〉)。諱は時康(ときやす)。 仁明天皇の第三皇子。母は藤原総継の娘、贈皇太后沢子。
出典: ウィキペディア 「光孝天皇」(CC BY-SA 4.0)より抜粋
百人一首のゆかりの歌人
- 第28番 源宗于朝臣光孝天皇と源宗于朝臣は祖父と孫