百人一首かるたの遊び方|散らし取り・源平合戦・坊主めくり・競技かるたのルール
百人一首のかるたには、家族や友だちと気軽に楽しめる遊び方から、畳の上の格闘技とも呼ばれる競技かるたまで、さまざまな遊び方があります。
ここでは代表的な遊び方と、競技かるたの基本的なルールを紹介します。家庭や地域によってルールが異なることも多いので、遊ぶ前にみんなで確認しておきましょう。
かるたの札と基本の流れ
百人一首のかるたは、読み札100枚と取り札100枚の合計200枚でできています。
- 読み札:歌の全文(上の句と下の句)と作者名、作者の絵が描かれている
- 取り札:下の句だけが、ひらがなで書かれている
読み手が読み札を上の句から読み上げ、取り手は並べられた取り札の中から、その歌の下の句が書かれた札を探して取ります。上の句を聞いてすぐに下の句が思い浮かぶほど、早く取ることができます。
散らし取り
いちばん手軽な遊び方です。人数に制限はなく、はじめての人でもすぐに遊べます。
- 1. 取り札100枚を、文字を上にして床やテーブルに散らして並べる
- 2. 取り手は札のまわりに座り、読み手が読み札を1枚ずつ読み上げる
- 3. 読まれた歌の取り札を見つけたら、手で押さえて取る
- 4. すべて読み終えたとき、取った札の枚数が最も多い人の勝ち
慣れないうちは、読み手が下の句まで読み上げてから探すようにすると、子どもや初心者も一緒に楽しめます。
源平合戦(源平戦)
2つのチームに分かれて戦う団体戦です。チームで協力して札を取るので、盛り上がりやすい遊び方です。
- 1. 2チームに分かれ、取り札を50枚ずつ分けて、それぞれの陣地に並べる
- 2. 読み手が読み札を読み上げ、両チームが札を取り合う
- 3. 相手チームの陣地の札を取ったら、自分のチームの札を1枚相手に渡す(送り札)
- 4. 先に自分の陣地の札がなくなったチームの勝ち
坊主めくり
歌を覚えていなくても遊べる、読み札の絵を使った遊び方です。小さな子どもから楽しめます。
- 1. 読み札を裏向きにしてよく混ぜ、山にして置く
- 2. 順番に1枚ずつめくり、描かれた人物によって札の扱いが変わる
- 3. 男性(殿)の札が出たら、そのまま自分の手元に置く
- 4. 坊主(僧)の札が出たら、手元の札をすべて場に出す
- 5. 女性(姫)の札が出たら、場に出ている札をすべてもらう
- 6. 山がなくなったとき、手元の札が最も多い人の勝ち
蝉丸の札が出たら全員が札を場に出す、天皇の札が出たら場の札をもらえるなど、地域や家庭ごとにさまざまな追加ルールがあります。
競技かるたの基本ルール
競技かるたは、1対1で行う本格的な対戦です。全日本かるた協会の規定にもとづいて大会が行われています。ここでは大まかな流れを紹介します。
札を並べる
- 取り札100枚をよく混ぜ、そのうち50枚だけを使う
- 選手はそれぞれ25枚を持ち、自分の前(自陣)に上段・中段・下段の3段に並べる
- 試合開始前に、札の位置を覚えるための暗記時間(15分)がある
試合の流れ
- 最初に、百人一首に含まれない「序歌」が読まれ、続いて1首目が読まれる
- 使わなかった50枚の歌も読まれる(空札)ため、場に無い札が読まれることもある
- 自陣の札を取ったら、その札は自陣から減る
- 相手陣の札を取ったら、自陣の札を1枚相手に渡す(送り札)
- 先に自陣の札がなくなった方が勝ち
お手つき
- 読まれた札がある陣と反対の陣の札に触れると、お手つきになる
- 空札が読まれたときに札に触れた場合も、お手つきになる
- お手つきをすると、相手から札を1枚送られる
競技かるたでは、決まり字を聞き分けて一瞬で札を取ることが勝負を分けます。決まり字の覚え方は百人一首の覚え方で紹介しています。毎年1月には、滋賀県大津市の近江神宮で、日本一を決める名人位・クイーン位決定戦が行われます。
ひとりで練習するには
対戦相手がいないときは、上の句を見て下の句を思い出す練習をくり返すのが効果的です。百人一首道場の暗記ゲームでは、読み札が一文字ずつ表示され、4枚の取り札から下の句を選びます。100問タイムアタックで、全首を解き終えるまでの時間にも挑戦できます。
暗記ゲームで練習する